便乗してみるテスト

「エンジニア」として影響を受けた本

いまさっき「この秋に読む!TOPエンジニアが刺激を受けた25冊」を読んでみました。

彼らがエンジニアとしてどんな本を読み、どんなことを考えてきたか、参考にしてみよう。

この秋に読む!TOPエンジニアが刺激を受けた25冊/Tech総研

この秋に読む!TOPエンジニアが刺激を受けた25冊に便乗して僕も考えてみました。

いやなブログ: 便乗 5冊企画

あ、なんか便乗されてる。ということで、みんなでオススメ書籍を晒そうキャンペーンです。

naoyaのはてなダイアリー - 刺激を受けた本5冊...プラスで技術本5冊

私も便乗して、5冊、挙げてみます (^^; ついでに「Amazonギフト券欲しい!」(笑)

まず、1冊目。

Operating System Concepts

Operating System Concepts

上記は 7nd Edition。来年の6月には次の改定版が出るようです。
実際に私が読んだのは 2nd Edition だと思います。Multics (恐竜) を UNIX (哺乳類) が倒す絵(モノクロ)が表紙だったような記憶が。会社に入りたての頃、OS の勉強会(というか輪講)をやったときに使った教科書。みんなで分担して訳しながら、勉強。この本のおかげで OS の基本がわかった気がします。

2冊目。

Object-Oriented Programming: An Evolutionary Approach

Object-Oriented Programming: An Evolutionary Approach

Objective-C を作った人が書いた本で、ソフトウェアのカプセル化と再利用についての思想、有効性を語った本。和訳もトッパンの関連会社(Addison-Wesley との合弁会社)から出てたけど、たぶん今は絶版(というか、会社がなくなってしまった)。この本を読んでも Objective-C についてはよくわからないまま、というのがミソ(笑)で、純粋にプログラムの部品化、カプセル化、再利用について言葉を変えつつ、熱く語られていました。オブジェクト指向(の思想)を理想ではなく、現実重視の立場から説明した本としては白眉。

3冊目。

Life with UNIX―UNIXを愛するすべての人に

Life with UNIX―UNIXを愛するすべての人に

UNIX が生活の一部だった当時、そうそう、そうだよ、それそれ、という感じで、非常に同意しながら読んでた本。坂本文さんのファン必読の書(笑)
いまは UNIX をさわる時間がほとんどなくなってしまって、ちょっと寂しいです。

4冊目。

プログラミング言語AWK

プログラミング言語AWK

LightWeightなプログラミング言語の中でいちばんよく使っているのが awk。いまは perl とか普通に載ってるけど、昔は perl は自分で載せない限り、使えなかった。その点、awk ならデフォルトで載っかってるし、気軽に使える。sed と合わせて、非常にお世話になっています。
で、この本は、awk 大好きな人のためのバイブル。awk の作者(a,w,k の3人)が書いた本としても注目。

5冊目。

Unix Programming Environment (Prentice-Hall Software Series)

Unix Programming Environment (Prentice-Hall Software Series)

シェルスクリプト(bourne shellcsh)を極めたい人必読の書。lex, yacc の(ちょっとした)勉強もできます。
和訳(UNIXプログラミング環境 (海外ブックス))も出てますが、今では入手困難。洋書の方が入手しやすいです。
この本を読んで、シェルスクリプトハッカーになったという人も多いんじゃないかな。
kshzsh 大好きな人にもお勧め。